Résumé 勉強会 福祉と自由 第7回
第2部 福祉国家 第2回 「社会民主主義」2009年3月5日
1) 社会民主主義とは
1.マルクス・エンゲルス
・ブランキズムからドイツ社会民主党SPDへ
・マルクス主義における階級闘争と革命 プロ独裁か議会主義か
・ドイツ社会民主党と修正主義論争 カウツキーとベルンシュタイン
・マルクス主義からの決別 修正社会主義へ
2.社会民主主義とレーニン主義
・社会民主主義という言葉の分岐 修正マルクス主義、ロシア社会民主党、無政府共産
・ローザ・ルクセンブルグとレーニン
・マルクス主義二つの勝利 西欧社会民主主義とマルクス・スターリン主義
3.西欧の社会民主党
・SPD、英国の労働党とフェビアン社会主義、スウェーデン社民党SAPと労組FOS
・「社会民主主義のジレンマ」 政権獲得は産業労働者単独では不可
・赤と緑、白との連合 キリスト教労働組合と政党
・議会主義、社民党を介した階級利害の実現、産業別労組全国組織の統制力
2)社会民主党と福祉国家 スウェーデン・モデル
1.スウェーデン社会民主党SAP、集権的労組全国組織FOS
・政権党1932-91(76-82は連立) 労働・福祉政策で5-60年代に安定政権
・動揺と調整 70年代後半の世界的不況とインフレ(スタグフレーション)、歴史的敗北
・91 スウェーデン・モデルの解体調整、モデルの頑健さ、世界恐慌では?
2.SAPと福祉国家
・連帯賃金制と積極的労働市場政策 雇用と福祉の連携スウェーデン・モデル
・労働管理社会
・高負担と大きな政府 新自由主義的反動に直面して調整過程へ
3)日本社会党と労働者階級
1.戦後革命後の政治過程
・平和と民主主義 55-60年 社会党左派と総評による「国民運動」、“55年体制”
2.高度経済成長と都市中間層
・安保闘争の勝利、新中間層、革新自治体、支持母体
3.春闘方式
・企業別労組、雇用と福祉の寡占的囲い込み
・春闘方式、春闘と政治動員、賃上げ水準の波及と(上位)平準化
4.社会民主党の可能性 自社二大政党制
・自民:農林、自営、管理、高齢低学歴、社会:事務、労務、若年高学歴
5.春闘の変質と左翼労働運動
・JCの主導権75-、労使協調春闘、業績に見合った賃金、賃上げの低位平準化
・左翼労働運動の自滅 総評公労協、国労のスト権スト
・労働者階級政党と古典的社会主義の護持(向坂社研、協会派)
6.雇用レジームの二股構造
・労使連合への囲い込みと孤立、労使協調から第二労務部へ、総評から連合へ
・低成長部門(中小、自営、農業、地方)への保護規制、公共事業 田中内閣以降
4)不在の階級政党
1.社会党の長期低落
・支持率の低落と支持層の変質 中年低学歴化、「白との連合」成らず
・都市中間層は支持政党なし「棄権党」 事務、労務、主婦、高学歴
・自民の低落と社公民による保革伯仲70年代後半
2.自民党の延命
・自民の支持率上昇へ75- 「固有のお客さん」から「左ウイングへ」中曽根内閣
・バブルの80年代 投資と成長、低失業、平等社会を維持する
・国民政党、日本の社会民主党、日本社会主義システム
3.幻の社会民主主義政党
・議会主義の機能不全 政党対立を媒介にした利害実現でなく、与党行政との直結
・赤と緑、とりわけ赤と白の連合の失敗、棄権党へ 福祉レジームの喪失
・資本による赤と緑(農と地方)の連合 雇用の二股構想
・白あるいは白と緑(環境派)の連合政党化でなく、NPOその他の自助・相互扶助
・宗教政党とその労組の不在
5)階級再編と階級政党
1.雇用二股構造の解体
・公共投資、財投、地方自治の改革路線90年代 二股構造の内部対立
・規制緩和と労働市場の柔軟性 労組の第二労務化
・地方の疲弊と裸の企業労使連合
・「改革なくして成長なし」(階級社会へ)、しかし思いがけず世界経済恐慌の到来
2.政党の階級基盤の解体
・自民党の支持層(固有のお客)の解体
・企業内労使連合の孤立・形骸化と非正規労働者、失業
・格差社会 階級社会は流動的
3.階級政党は可能か? 自助と相互扶助か
・自民党の延命 開発と族議員、再度の経済成長と雇用創出、世界恐慌の衝撃
・「連合」と民主党による労働者・新中間層政党 雇用と福祉の統合
・緑と白の連合(NPO連合) 福祉・環境を媒介に労働者階級との連携
・下流労働者と移民労働者の労組と党
